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デベロッパー

ARPDAUとは?

by Rina Takagi on Jan 12, 2021

ARPDAUとは「デイリーアクティブユーザー1人あたりの平均収益額(average revenue per daily active user)」のことで、収益化戦略の効果を測定し、その戦略に沿ってアプリを運営する上で重要な要素となります。 

この重要な評価基準の毎日の測定値により、デイリーアクティブユーザーが1人あたりいくらの収益につながっているかがわかります。(「課金ユーザー1人あたりの平均収益額」や、ARPUと混同しないようにしましょう。) 

ARPDAUは、アプリを毎日アクティブに使っている全ユーザーの平均値で、IAP(アプリ内課金)や広告サブスクリプションを含む、全ての収益源から得た利益を算出したものです

アプリを評価する重要な基準

実践している収益化戦略と目標に応じてKPIを決めましょう。KPIから、アプリがどの程度うまくいっているかがわかります。

データからユーザーの行動を理解するためにはARPDAUは最も重要なKPIの一つになるので、しっかり追跡しましょう。 

他に分析するべき評価基準としては、何人のユーザーがアプリを再度起動したかを示す「定着率」(インストール日から起算して測定される場合が多い)や、どのくらいの期間でアプリの利用をやめたかを示す「解約率」があります。その他にも、以下のような評価基準があります。

  •   MAU(月間アクティブユーザー数)
  •   CPA(ユーザー獲得費用)
  •   CPI(1インストールあたりの費用)
  •   LTV(ユーザー生涯価値)
  •   ARPPU(課金ユーザー1人あたりの平均収益額)
  •   ROI(投資収益率)

なぜARPDAUが重要なのか?

ARPDAUも他の評価基準と同じように、成長の度合いを確認し、新たな収益化戦略をテストして実践する際に有効です。ARPDAUをモニタリングすることで、例えば、なぜいきなり数字が減ったか・増えたかを容易に理解することができるようになります。 

結局のところ、
ARPDAUのデータを理解できれば、
より有益な情報に基づいた
判断ができ、ビジネスを
成長させることができるのです。

 

デイリーアクティブユーザーがいくら収益をもたらしているかを知らなければ、ビジネスをさらに成長させて収益化する方法はわかりません。 

ARPDAUは、アプリのアップデート、キャンペーン、プロモーションなどのイベントの結果を分析する際に役立ちますし、収入の概要についてよく理解することができます。

ARPDAUの算出方法

ARPDAUデータは、新規ユーザーを「どこからきたのか」でセグメント化する際によく使われます。

またARPDAUから、アプリ内で最高、または最悪の結果を出しているのはどのネットワーク、ゲーム、広告なのかを確認することも可能です。 

ARPDAUは、オーディエンスとターゲットユーザーについて理解するための入り口であり、以下のことがわかります。

  •   アプリがどのくらいダウンロードされているか
  •   ユーザーがコンテンツとどのように関わっているか
  •   ユーザーが、アプリ内広告や購入機会等にどのように反応しているか
  •   ユーザー1人あたりの平均支払額

ARPDAUは、1日の収入をデイリーアクティブユーザーの数で割ることで算出できます。 

ARPDAUの計算式

ARPDAU
1
日の収益÷デイリーアクティブユーザー数

 

 

ARPDAUを増やすには

何がうまくいっていないのかを知るには、テストが最適な方法の一つです。うまくいっていることは反復し、うまくいっていなければ別の方法を試すことができます。反復(イテレーション)はアプリ開発でよく使われており、便利な方法もいろいろあります。 

アプリ内ビディングを活用する 

広告ネットワークを手動で最適化する、従来型のウォーターフォール方式は既に過去のものになりつつあります。アプリ内ビディングを使えば、オークションで最高額の入札を受けるプロセスを自動化できます。デベロッパーは、AppLovinの「MAX」などのソリューションを導入することで、時間の節約と収益をアップが可能になります。

ケロウナ(カナダ、ブリティッシュコロンビア州)に本拠地を置くモバイルゲームのデベロッパー「Hyper Hippo」は、MAXのアプリ内ビディングを導入することで手作業を大きく減少させています。他のチームとのコミュニケーションや、ウォーターフォールの管理といった面倒な作業から解放されました。

[成功事例:CookApps、MAXを活用して収益が800%向上
詳しく見る

 

広告の成果をテストする

広告は、いつどこに出すかが重要です。A/Bテストによって広告を表示するのに最適な時間と場所を見つけ、広告の効果を最大限に高めましょう。例えばゲーム内では、ステージとステージの間など自然な休憩が入るときに広告を表示するといいでしょう。 

サンフランシスコのゲームスタジオ「PocketGems」では、広告をユーザーがより楽しめるものにすることで、Androidでの広告ARPDAUが60%アップしました。具体的には、量のバランスを取りながら魅力的な広告を戦略的に表示することで、ゲームプレイの時間を増やしたのです。

 

ユーザーをセグメント化する 

ユーザーベースの行動や年齢、職業、性別は様々なので、必然的にARPDAUも異なります。特徴や性質をもとにユーザーをグループ分けすれば、収益化向上の方法をより理解できるでしょう。

 

動画リワード広告を使う

動画リワード広告は大抵、アプリの利益を20%~40%増やすことができます。ディスプレイ広告に比べて、より深くユーザーを引き込むことができます。ユーザーは、追加のコインやライフなどの見返りがあることを知っているからです。

 

無課金ユーザーにアプリ内課金を促す 

アプリ内課金を促すには、何も購入したことがないユーザーに動画リワード広告を見せるのがいいでしょう。課金の特別なメリットや、アプリ内で即座にステータスを上げられることを見せることができます。 

 

収益化戦略の中でARPDAUを活用する

アプリを開発してビジネスを成長させる中で、ARPDAUを活用してユーザーの反応や購入の状況を確認しましょう。 

ARPDAUは、アプリ分析に役立つパワフルな評価基準であり、収益化の目標を着実に達成するためのKPIです。 

 

 

Rina Takagi|Analyst, Sales