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2021年とその先のモバイルアプリマーケティング

by Tomoya Katagi on Aug 19, 2021

モバイル産業は驚異的なペースで発展、成長しており、2021年にはユーザーの数が60億人を超えると見積もられています。進歩を続けるモバイルマーケティングや最近のトレンドは、その対象がアプリだけにはとどまらず、モバイル環境全体を形作るライフスタイルのに対応することにもフォーカスしています。その一つが、デベロッパーや広告主、マーケーターに影響を及ぼす、プライバシー中心の世の中への遷移です。

AppLovin は今回、App Promotion Summit にて、アプリデベロッパーやマーケター向けに、プライバシールール変更にまつわる近年の動向に関する問題を扱いました。バーチャルで行われたパネルディスカッションでは、AppLovin で General Manager of Business Solutions を務める Idil Canal がモデレーターとなり、モバイルゲームコンサルタントの Dom Davies、MobileAction の CEO である Aykut Karaalioglu、Facebook Audience Network で Strategic Partner Manager を務める Marcus Poe をお迎えしました。

IDFAがUA、マネタイゼーションに与える影響

IDFA のプライバシーの変更がもたらす可能性のある影響は様々な憶測を呼び、多くのパブリッシャーや広告主、マーケターは、変更が施行される4月に向けて出来る限りの準備を慎重に進めてきました。

「Facebook Audience Network のビジネスツールを通して、お客さまに情報をお知らせしてきました。ビジネスのスピードを維持し、変化に対して先回りして準備し、素早く適応できるようにしていただくためです。」とMarcus 氏は語りました。

Dom 氏は、エコシステムは常に変化し続けており、プライバシーに関する大きな変更もこれまで数年に一度発生していると指摘します。彼は成長を遂げたデータとそれが何を意味するかについて語っています。

「この業界の中では、今後の推定に足りるほど十分なデータが既に揃っており、LAT を有効にしているユーザーの価値も上がっています。」「UA の面では、IDFA を持たないプレイヤーを測定する方法もより簡潔になっていて、これにより業界全体で広告主は引き続き効率的な広告枠の買い付けをしていくことができます。」 

iOS の変更によるアプリ内ビディングへの影響

アプリ内ビディング方式では、ネットワークがすべてのインプレッションにアクセスできるので、ウォーターフォールの下の方に追いやられてしまうのを防いでくれます。また、広告主もすべてのプライスポイントにアクセスでき、ターゲットオーディエンスを獲得するコストを低減できる可能性も高くなります。

マネタイゼーションの手法がメディエーションから離れビディングに完全に移行しつつある業界のトレンドについて問われた際、Dom 氏は、多くのパートナーがすべてのネットワークの(アプリ内)ビディングで良い成果を上げていると答えました。「一連のメディエーションよりも効果は高いですが、広告ユニットをメディエーションからビディングに移行するのには時間がかかります。楽観的なことを言えば、早ければ2022年には実現するのではないでしょうか。」と Dom 氏は語っています。

パブリッシャーと広告主の持続的な成長

ビディングが広く採用されていくことに関しては、業界全体がそちらにシフトすることが期待されており、それに対する心構えについて Marcus 氏が説明してくれました。「これまでウォーターフォールの下の方に追いやられていたところから、自身の広告在庫をすべて提示できるようになるので、パートナーからのデマンドに少し変化があると思います。」

さらにこう付け加えます。「今こそ、こういったパートナーからの入札需要の大きさを把握する絶好の時です。これが多くのパブリッシャーにとっての新たな指標となるわけですから。これまでは例えば需要があった 10% 程度の価値しか分からなかったのが、今後は様々な機会の価値をすべて確認できるのです。」 

また、デマンドパートナーの各種広告商品を確認し、 適切に統合できるようにしておくべき、とも語っています。こうすることで、適格なパートナーとしての最大限の入札需要を確保して準備しておくことができるためです。 これはデマンドとCPM向上に繋がります。

「次第に LAT のトラフィックとオプトインしたトラフィックも融合して収束していくはずです。」と Marcus 氏。「それぞれが別々のウォーターフォールに隔てられるのではなく、すべてが混ざり合って単一のオークションが行われる新たなマーケットプレイスが構築されるはずです。」 

Aykut 氏もこれに付け足します。「インテリジェンスと最適化は重要です。ライバルや、市場のベストプレイヤーから学ぶべきです。」

今後の変化の予想

モバイル業界が発展を続ける中、アプリのデベロッパーは皆、オーディエンスに素早く近づき、UA をマネタイゼーションに繋げ、収益を向上させるツールを手に入れるだろうと確信している、と Marcus 氏は言います。

「それがどんなものかははっきりとは分かりません。でも、おそらく柔軟性が得られ、様々なプラットフォームに素晴らしいコンテンツをもたらすものであると思います。アプリかもしれませんし、アプレットかもしれませんし、クラウドアクセスの形式を取るものかもしれません。」

Aykut 氏と Dom 氏は、モバイルアプリのトレンドは統合型に移行して行くだろうと予想しており、自動化により全体的な広告体験や成長を後押しするシームレスなソリューションを提供してくれるだろうと語っています。

「全体的な観点から言えば、マーケット全体へのアクセスが1つのダッシュボードから行われ、そのダッシュボードからアプリの成長ソリューションの管理もできる。そういったものを想像しています。」と Aykut 氏。

Dom 氏は、業界内の合併や買収が、技術統合やユーザーエクスペリエンスの改善に大きな役割を果たしていると言います。「ネットワークを動かすアルゴリズムは日々進化しており、適切な広告を配信できるようになってきました。広告を最後まで見るというのが前ほど負担になるものではなくなってきています。」

Dom氏はまた、モバイルゲームの世界は指数関数的に広がっていくだろうと予測しています。「元々ゲーマーではなかった人たちがゲーマーになっていくでしょうし、既にスマホで少しゲームをたしなむ程度の人も、単なるカジュアルなプレイヤーではなくなっていくと思います。」と語るDom氏。「思っているよりも早くそうなっていくと思いますよ。」

一歩先を進み続け、アプリのユーザー層を素早く拡大していくためのAppLovinのソフトウェアソリューションをご確認ください。

 

Tomoya Katagi|Head of Japan, Business Development