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デベロッパー, インタビュー

AppLovin の Idil Canal が語る、
アプリ内ビディングによる収益拡大

by Kae Mochida on Oct 20, 2021

今回は、Ask The Developer や Connect Eventsで最も多く寄せられた収益化やビディングに関する質問を振り返ります。AppLovin でビジネスソリューション担当のジェネラル・マネジャーを務める Idil Canal がビディングに関する幅広いトピックを詳しく解説します。

この1年でアプリ内ビディングを通じた収益拡大の流れが強く実感されています。今回は、実装に関する疑問にお答えするほか、アプリ収益拡大のベストプラクティス、そして開発者の課題解決に向けた最適化のヒントなどをご紹介します。

導入:

アプリ内ビディングによる業界への貢献とは?

アプリ内ビディングによってモバイル業界、そしてパブリッシャーの世界は急速に変化しています。収益化に向けた新時代の取り組みへシフトしようと、革新的で強力なツールを求める動きが業界内で高まっています。

アプリ内ビディングと新規のビディングパートナーの追加に関する利点(または課題)とは?

アプリ内ビディングにより、デベロッパーは収益拡大に関する作業をさらに自動化し、長期的なビジネスの成長を加速させることができます。マネタイズ関連の業務にかける時間の短縮や作業の軽減が実現され、その時間と労力を新たなアプリの開発や既存アプリの改良に費やすことができるようになります。入札システムやインクリメンタリティ(増分)テストへの移行には時間がかかりますが、中長期的にはコストを上回るメリットがあります。アプリ開発者は、これまでのやり方を脱し、新たな収益化のアプローチに取り組まなければならないという喫緊の課題に直面しています。多数のビッダーと実装しやすい SDK という条件を備えたメディエーションパートナーを活用すれば、こうした課題は解消します。

ウォーターフォールとビディングでのパフォーマンスをどのように評価するのか?

収益化スタックが機能していることを確認する唯一の方法は A/B テストです。適切なソリューションを使えば、既存の広告ユニットの設定を簡単にそのまま使って変更することができます。MAX の A/B テスト機能を使えば、リアルタイムデータを使ってさまざまな広告収益化戦略を試し、広告ユニットの設定に加えた変更のインパクトを測定することができます。例えば、新しいネットワークを追加または削除して増分を確認したり、新しいプライスポイントや地域別のプライスフロアの最適化を行ったり、LTV を最大化する機会を特定したりすることができます。また、最近 MAX に新たに加わった機能では、デベロッパーがカスタム A/B テストの割り当てを柔軟に設定できるようになり、あらゆる組み合わせの変更をより確実にテストできるようになりました。

A/B テストはマネタイズの段階に応じて異なるエリアにフォーカスすべきなのか?その場合の収益化スタックの設定はどのようにすべきか?

まずは明確なベースラインから始めて、異なるA/Bテスト戦略を段階的に実施することをお勧めします。そうすれば、広告収益化の設定変更毎にそのインパクトを確実に測定することができます。リフレッシュレート、地域別のフロアプライス、広告の頻度、あるいは新しいビディングパートナーの追加など、何が本当に収益を向上させるかを測定することが重要です。毎週プロトタイプをリリースしているパブリッシャーや数年前から配信している2つのタイトルを持つニュースアプリなど、ポートフォリオにあるアプリの数にもよりますが、重要なのは、広告ユニットに適したマネタイズ設定を特定し、その戦略を完璧なものにすることです。戦略が決まれば、アプリ内ビディングの場合、メンテナンスはほとんど必要ありません。

収益拡大:

アプリ内ビディングでバナー広告の eCPM は向上するのか?

アプリ内ビディングの活用によって地理的な構成や広告フォーマットに基づく適切なデマンドパートナーが得られるようになれば、各ビッドやインプレッション機会ごとの競争が活性化します。これに伴って DAU あたりのインプレッション数は増加します。トップのモバイル広告主のオークション参加による競争の活性化が、広告配信時間の改善や CPMs 上昇につながるためです。

ビディングネットワークの eCPM を押し上げる方法は?

地理的構成やアプリの広告フォーマットに応じた戦略をとることをお勧めします。デマンドパートナーの数を増やすことは、収益拡大に向けた重要な第一歩となります。ここでカギとなるのは、オーディエンスに最も整合する地域で適切なパートナーを得ることです。

現行のビディング・パートナーの広告量シェアは?大幅に伸びているのか?

ネットワークがグローバルに展開する著名なもの、あるいはローカルなものであっても、ユーザーとインプレッション機会に対して適切な買い手がビッドに参加することが重要です。業界トップのデマンドパートナーがビディング中心にシフトしたことで勢いが加速しています。収益の半分以上を MAX のアプリ内ビッダーから生み出しているパブリッシャーが増えています。ほとんどの場合が完全にビッドされているものです。

最適化:

アプリ内ビディングはどのように、ユーザーのリアルタイムの行動に基づく特定のニーズに合わせて最適化されるのか?

適切なデマンドソースがある公正な環境では、十分な厚みのあるオークションが行われ、ユーザー/インプレッション機会に最も高い価格がつくようになります。MAX の20を超えるネットワークの半数以上がすでに入札で取引を行っており、細かいセグメンテーションやカスタムのウォーターフォールなどに手間をかけることなく、競争の活性化による ARPDAU の向上を実感しています。

収益化スタックの調整は自分で行うのか?あるいは自動化されているのか?

MAX は自動化を念頭に生まれたシステムです。アプリ内ビディングのために設計された唯一のプラットフォームであり、ユニット作成やテストツール、透明性を提供する API などの多くの機能は、自動化を目的に設計されたものです。MAX のデマンドパートナーが次々とビディングにシフトするなかで、MAX のダッシュボードとツールがこうしたプロセスをシームレスにし、デベロッパーをサポートしています。AppLovin の顧客担当チームも、デベロッパーのみなさまが収益化と成長に向けて弊社のソリューション活用する際のサポートを行っていますが、私たちが目指すのは自動化でデベロッパーのみなさまを支えることです。

AppLovin の MAX について詳しくはこちらをご覧ください。

Kae Mochida|Marketing Lead, Japan and Korea